date 2024.07.02
ターンオーバーは早い方がいいの?
最近では、ターンオーバーを活性化するためにピーリングを取り入れる方が増えています。しかし、過度なピーリングはターンオーバーが早くなりすぎてしまうため、注意が必要です。ターンオーバーが早すぎると、未熟な細胞が強制的に肌として表面に押し上げられてしまい、肌のバリア機能が低下します。ターンオーバーは早くても遅くても肌トラブルにつながります。
ターンオーバーが早いとどうなる?
①肌が乾燥する
肌のバリア機能が低下すると、肌内部の水分が蒸発しやすくなるため、うるおいを保つこととができず乾燥しやすくなります。
②肌が敏感になる
早いターンオーバーによって形成された未熟な細胞(肌)は、外部の刺激に対する耐性が低いため、かゆみや赤みといった敏感肌の症状が現れやすくなります。
③毛穴が詰まりやすくなる
未熟な状態で表面化した肌は、ターンオーバーの最終段階である垢としてうまく剥がれ落ちません。その結果、角栓として毛穴に溜まり、毛穴詰まりやニキビなどのトラブルを引き起こします。
ターンオーバーが遅いとどうなる?
①シミができやすい
シミのもととなるメラニンは通常ターンオーバーによって排出されますが、ターンオーバーが滞ると角質層に蓄積されシミになってしまいます。
②くすみやすくなる
古い角質やメラニンが肌表面に残ってしまうため、肌全体がくすみやすくなります。
③肌がごわつく
古い角質が肌に停滞し続けると、角質層が厚くなり、ごわつきを感じます。
④ニキビ跡が消えにくい
肌の細胞がスムーズに入れ替わらないため、ニキビ跡はなかなか薄くなりません。
ターンオーバーサイクルを整えるには?
・スキンケアをシンプルにする
・洗顔しすぎない(落としすぎない)
・紫外線対策をする(なるべく衣類や日傘などで遮光する。日焼け止めは石けんで落ちる、乳化剤フリーのものを使用する)
・水をたくさん飲む
・バランスの取れた食事をする
・質の良い睡眠をとる
・適度に運動する
ターンオーバーは早くても遅くても肌トラブルにつながります。ターンオーバーを正常に戻すために、これらのことを注意して、少しずつできることから始めましょう!