date 2024.07.20
ターンオーバーが乱れるとどうなるの?
前回、「年齢によって、肌のターンオーバーのサイクルが異なるというお話し」をしましたが、このサイクルが乱れると、様々な肌トラブルが起こってしまいます。じつは、日々の生活習慣に原因があるかもしれません。当たり前に行なっていることが、ターンオーバーを乱していることもあります。
ターンオーバーが乱れる原因
①過度なスキンケア
乳化剤たっぷりの乳液やクリーム、クレンジング剤などを使い続けると、皮脂膜が薄くなるため、肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなります。その刺激を受け続けると、だんだんターンオーバーは乱れてしまいます。
②紫外線
強い紫外線(UVB)に当たると、短時間で肌の表面に炎症が起こります。また、日常の弱い紫外線(UVA)であっても長期にわたり浴び続けていると、皮膚の中に存在するコラーゲンやエラスチンを壊してしまいます。こうした肌へのダメージもターンオーバーを乱す原因となります。
③強い日焼け止め
スキンケアと同様に、乳化剤の入った日焼け止めを長時間使用することで、肌を守ってくれる皮脂膜が薄くなります。なるべく衣類や日傘などで遮光し、日焼け止めを使用する場合は、石けんで落ちる乳化剤フリーの日焼け止めを選びましょう。
④生活習慣
ターンオーバーに欠かせない成長ホルモンは、睡眠中に分泌されるため、睡眠不足や偏った食事もターンオーバーの乱れに繋がります。また、喫煙や過度な飲酒も、血液循環や代謝機能に影響を与えます。
ターンオーバーが乱れると、肌トラブルにつながる?
肌は常に新陳代謝を繰り返し、古くなった角質が剥がれ、新しい細胞が生まれます。この仕組みによって、肌は常に新鮮で健やかな状態を保っています。しかし、ターンオーバーが乱れると、肌は老廃物や古い角質を取り除けなくなり、シミやくすみ、ごわつきなど様々なトラブルが起こります。
肌トラブルが気になる方は、毎日のスキンケアや生活習慣を見直し、ターンオーバーを正常に戻しましょう。