date 2023.01.06
肌の上では、油と水が混ざり合う
コクーンでは、「オイル」と「化粧水」のみのシンプルなスキンケアをおすすめしています。
なぜ2ステップのみで、乳液やクリームを使わないのか。
それは、乳液やクリーム=「オイル+化粧水」だからです。
乳液やクリームは、油分と水分を混ぜ合わせたもので、水分量が多いものを「乳液」、油分量が多いものを「クリーム」と呼んでいます。
本来、混ざり合わない油分と水分をどう混ぜ合わせているかは、以前の「界面活性剤は何に入っているの?」の記事でくわしく説明しています。
(乳液やクリームには、油分と水分を混ぜ合わせる乳化剤が入っているという内容)
乳化剤がなくても、肌の上では油と水が混ざり合う
肌の上には、肌を守ってくれる皮脂膜というものが存在しますが、これは皮脂(油分)と汗(水分)を、肌の上で自然に乳化させて作っているものです。
つまり、肌には自然に油分と水分を乳化させる働きがあるんです。
そのため、肌にオイルを塗ってから、化粧水を重ねても、弾くことなく自然な形でなじんでいくのです。
乳液やクリーム=「オイル+化粧水」
オイルと化粧水を塗ったあとに、乳液やクリームを使用するということは、オイルと化粧水を何度も重ねて塗ってしまっているということ。
過度なお手入れは、毛穴の詰まりや肌荒れ、逆に乾燥の原因になります。
余分なものは加えず、もともと肌にある油分(オイル)と水分(化粧水)を足りない分だけ補う。
一番の美容クリームである、自分の皮脂膜を良い状態に育てていくために、必要のないものは手放していきましょう。