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石鹸のなるほど

 

石鹸の製造方法

 

普段よく使う石鹸でも、作り方については案外しらないもの。
 
製造法を少し知っているだけでも、
石鹸を選びやすくなると思います。

 

 
石鹸の製造方法には大きく分けて2種類あります。
1つは【中和法】、もう1つは【けん化法】です。
 
 
1. 【中和法】
中和法とは、あらかじめ油脂を脂肪酸とグリセリンに分解し、脂肪酸だけを苛性ソーダと反応させる方法です。
できあがった石鹸には、保湿成分であるグリセリンが含まれていません。
この製造法はコストを安く、大量生産したい場合に採用されることが多いです。
(数時間で石鹸が出来上がります。)
 
 
 
2. 【けん化法】
けん化法の中には、
 ① 熱と塩を加えて作る 釜炊き塩析法
 ② 熱を加えて作る 釜炊きけん化法
 ③ 熱を加えず作る コールドプロセス製法 があります。
 
 
① 【釜炊き塩析法】
大きな釜にすべての材料を混ぜ入れ、かき混ぜます。
その後、不純物を取り除くために塩を加え、加熱して液状石鹸をつくります。(これを 塩析 と言います。)
その後、型に流し込み固まった後、石鹸を取り出し 熟成させる方法です。
この方法で作った石鹸は、とても純度が高いのですが塩析の段階で、石鹸から不純物と一緒に保湿成分であるグリセリンも取り除いてしまいます。
(石鹸が出来上がるの10日ほどかかります。)
 
 
② 【釜炊きけん化法】
釜炊きけん化法とは、大きな釜にすべての材料を混ぜ入れ、かき混ぜながら濃厚な液状石鹸を作り、型に流し込み固まった後、石鹸を取り出し熟成させる方法です。
釜炊き塩析法の、塩析の過程がないものとイメージすると分かりやすいと思います。
熱を加えて、かく拌(混ぜ合わせる)させるため、油脂の天然成分が壊われやすくなります。
(石鹸が出来上がるの40日ほどかかります。)
 
 
③ 【コールドプロセス製法】
コールドプロセス製法とは、すべての材料を加え、かき混ぜながら濃厚な液状石鹸を作り、
型に流し込み固まった後、石鹸を取り出し 熟成させる方法です。
熱を加えず、油脂と苛性ソーダの反応時にでる熱でかく拌させるため、時間はかかりますが、油脂の成分が壊すことなく、石鹸に丸ごと閉じ込めることができます。
(石鹸が出来上がるのに40日ほどかかります。)